機能解剖学に基づいた赤ちゃん人形

機能解剖学に基づいた赤ちゃん人形って、、?


赤ちゃんのからだの構成、関節や臓器の形状や重さの配分などを
機能解剖学にもとづいて
制作した布製の赤ちゃん人形です。

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具体的には


・頭から背骨、それに続き、骨盤へと
重量をもたせながら関節を設けました。
そうすることにより赤ちゃんの背中は丸く
しなるようなやわらかさになり
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さらに骨盤から
大腿骨をジョイントでつなぎ
一連のスムーズな動きに留意しました。

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・臓器もポジションと重さ配分、形状に配慮しました。
たとえば心臓は丸く
腸は長い筒状のものを腸間膜様のもので
ぶら下がるようにしました。

・腕、足は関節を設け重量を持たせた骨組みを内臓
し、踵や指先の細部も作りこみました。

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・頭は
顔面は柔らかく、目のくぼみ、額、顎などを形成し
後頭部は硬く
重さも再現しました。

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取り掛かってから
その過程は
驚きと発見の連続でした。


つなぎ留める位置や数、
形など本物に近づくにつれ、
お人形は柔らかく、抱きごこちがよくなっていきました。

例えば腸、、作りはじめは重さとポジションに注意し
球状の塊を入れましたが
それでは
背骨の曲がり具合がイメージと異なりました。
長くて曲がる筒状にし、
完全に固定せずに膜で支えることで
他の部位もしなやかな動きになることを実感しました。

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腸の動きが悪い時に体調がすぐれなくなる、、ということを
改めて納得させられましたね


骨盤形成では
恥骨結合の位置のずれが全体に及ぼす影響は非常に大きかったです。

また
骨盤の形を安定させるため、、腰仙関節(背骨と骨盤をつなぐ関節)
以外に
2箇所ほど小さなつなぎ目を作成したところ
スムーズな動きに支障をきたしてしまいました。

「本のわずかなことなのに、、、」

骨盤自信の強度と安定が
とても大事なことだと、実感しました

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毎度毎度
「人間のカラダとは本当によくできてるな、、」 と感心しきりでした。

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そして
赤ちゃんは赤ちゃんなりのからだの作りをしていること
それが
成長とともに変化していくのですね。
そこにはひとつひとつ理由があります。

一番わかりやすいのは、背骨の曲線です。
赤ちゃんの背骨は大人のとは違い丸いです。
お母さんのお腹の中にいた時と同じなのですね。

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制作過程では
思うようにいかず、くじけそうになりながらも
何体も作りなおし、その度に型紙を廃棄しては新しく作る

いつもながらですが
その繰り返しを、どこまでできるか、、です。


そんな試行錯誤好き(?)な私どもにとって
1年と半年が過ぎ、ようやく
皆さまにおすすめできるようになりました。

ぜひ抱っこしてみて頂きたいです。

まずみなさん
驚かれるのはその軽さ、、です。
3キロ以上あるのですが、既存の3キロタイプのものより
軽く感じるのです、、、不思議です。

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「赤ちゃんの体を知りたい、、知って欲しい、、
お世話する方やお母さんの不安が軽くなればいいな、、、」
などとお声を寄せて下さいました皆さま


各地でのご専門のお集まりでご覧頂き、抱っこして
ご感想をお寄せくださいました皆さま
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完成まで後一歩のところで
北海道で
ご専門ならではの
細部にわたるご指摘、ご教授下さいました先生方

その他
ご意見賜りました皆々様には心よりお礼申し上げます。


そして
このモデル制作にあたり長年研究され、
そのご経験と知識
そして情熱を持って何度もここ京都の工房へ足を運んで下さった
杉上様との出会いに心から感謝しています。

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こちらの機能解剖学に基づいた赤ちゃん人形の制作は
既存のモデルよりも、お時間を頂いております。


製品一覧へのアップが遅れていて申し訳ないです。


詳細はお電話やメールなとで
お問い合わせ下さいませ。


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不安定なお天気が続きますね。
みなさま
くれぐれも
お気をつけくださいませ


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